長らく公庫融資中心だった住宅ローンは、今や何十年もの念願かなって民間住宅ローン主流の段階を迎えています。しかし、このことは同時に、かつて想像もしなかったほどの多種多様化を住宅ローンにもたらしました。政策融資としての本質をもつ公的住宅ローンか予算制度によって運営されるため制度内容が年度ごとに変わるというある種の定型化・画一化があったのに引きかえ、民間住宅ローンは年度に関わりなく時を問わず千変万化します。
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このことは、半世紀前後にわたって大半の民問金融機関が公庫融資の代理窓口を引き受けながら、住宅ローンの業務経験を蓄積してきたはずだという実情を考えたためでもあります。これからますます多種多様化するはずの住宅ローンですが、その基本形は何らかの形で住宅金融公庫融資の業務スタイルを反映する可能性も少なくないように思われる点を考えたからでもあります。住宅ローンは住宅を手に入れようとする人のための融資制度ですが、そのことは同時に住宅ローンが住宅を建てたり買ったりする人の人生そのものに直結するビジネスであることも意味しています。
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